学校

今から準備をして学校に行こうと思う。学割をもらえるだけもらって、その後退学について聞いてくる。
 
私は学校に行かない日々が多すぎて、ずっと親や世間に対してに負い目を感じていた。受験生時代は大学に行く理由が見つからなくて進学も悩んだ。目いっぱい不真面目なくせしてなんだか変なところで真面目なのかもしれない。「大学4年間でやりたいことを見つければいい」というのはよく言われるけど、当時の私はそういう理由で4年という時間と、数百万という大金をつぎ込むのがもったいないと思ったし、それに見合うものを手に入れる自信がなくて怖かった。
中学の頃から学校に行くのが面倒だと思い始めて、高校になると出席単位ギリギリしかとってなかった。卒業前(=受験間近)には単位が足りてるか足りてないかの瀬戸際で学校から呼び出されて教科担当と担任と教頭と話し合ったりもした。テストが悪くてどうこうっていうのじゃないから追試も何もなくて本当に危なかった。結局セーフだったけど、あと1回でも遅刻してたらアウトという状態で今でも話の種になっている。
「大学に行って良かったか」と聞かれると胸を張って「はい」とは言えないけれど、これだけの時間を自分の自由に使えたことは良かったと思う。そのおかげでたくさんのことを学んだ。学生生活とはあまり関係がないことが多かったけど、それでも高校生では手が届かなくて、社会人だと時間的に無理なことが多かったし、やっぱり大学生だからこそ手に入れられたことだと思う。
 
大学をドロップアウトしたことによって、これから色々と困ることが出てくるんだろうけど、まあ気楽に前向きにやっていきたい。