私が今まで長い間このバイトを続けていて、ストレスらしいストレスを感じたことがないのはそれだけ私が先生に可愛がられていた証拠だと思う。
 
先生が亡くなってまだ一日しか経っていないけれど自分の思うように事が進まなくて、くやしいし悲しい。何を中心に物事を進めていかなければならないのか、その中心と考えるものが先生の弟子である私たちと上司(ではないけどそんなかんじ)とですでに違いが生じてきている。
先生ならきっとこうしたはず、こうしたいと思っていたはず、というのは私が一番よくわかっているのに私はただの学生で、この世界で何の発言権もない。先生がいなければ私ができることなんて本当に限られている。
 
それでも先生の遺志を継ぎたい。なくしたくない。守りたい。